音楽が風景と一体化する瞬間って素敵ですよね。'Non Non Biyori'のサウンドトラックで特に心に残るのは『こだまのゆくえ』です。
田舎ののどかな空気感をそのまま音にしたような曲で、フルートの柔らかな旋律が稲穂の揺れる様子を連想させます。シーンによっては切ないニュアンスも感じられ、登場人物たちの複雑な心情を巧みに表現しています。
個人的には主人公たちが放課後にサイクリングするシーンで流れるバージョンが最高で、開放感と郷愁が同時に押し寄せるような感覚になります。
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のサウンドトラックからは『Inner Universe』が圧倒的です。オーケストラと電子音の融合が近未来の世界観を完璧に表現しています。
『Cowboy Bebop』の『Tank!』はジャズとアニメの組み合わせという奇跡的な化学反応を起こしました。この曲だけで作品のカラーが伝わってくる名曲です。
最後に推したいのは『シン・エヴァンゲリオン』劇場版の『One Last Kiss』。宇多田ヒカルの歌声が庵野秀明監督の世界観と見事に融合し、観客の心に深く刻み込まれます。