覚えている限りでは、
チャーミーの戦闘は見た目以上に計算されている部分が多いと感じる。
私はアニメや原作で何度も同じ場面を見返してきたが、まず目につくのは“綿”を自在に作り出して場をコントロールする力だ。巨大な綿の塊で敵を包んで動きを奪ったり、綿を敷き詰めて足場や防壁にして
味方を守る場面は典型的な使い方だ。綿の密度を変えてクッションにしたり、逆に圧縮して打撃の威力を上げる芸当も効く。
さらに印象的なのは、綿を生かした“数的優位”の作り方だ。小さな綿の塊を大量に撒いて視界と移動を制限し、その隙に遠距離からの援護や別方向からの挟み撃ちの時間を稼ぐ。要するに単純な殴り合いを避けつつ、場の有利を一点でつくる戦い方を好むキャラだと私は思っている。終盤の派手な一撃だけでなく、地味な制圧が強いタイプだ。