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昔からある定番ですが、'鋼の錬金術師'のロイ・マスタングとリザ・ホークアイを扱った作品群は今でも色あせません。ある作品では大佐が盲目になった後の日々を、匂いや音の描写を駆使して表現していて、五感を使った叙述が本当に巧みでした。
作者による考証も細かく、軍服の着こなしや錬成陣のデザインまで原作に忠実。長編が多いので、じっくり読み込む楽しみがあります。キャラクターの芯を外さないOOC回避の手腕も見事です。
'ジョジョの奇妙な冒険'第5部のディアボロ敗北後のアバンチュラたちを描いた短編連作が心に残りました。特にブルーノが生きていたらという設定で、チームの日常を切り取ったエピソードが特に秀逸。キャラクター同士の掛け合いのリズムが原作そのままで、笑いと切なさが絶妙に混ざり合っています。
最近読んだ中で特に印象に残っているのは、'鬼滅の刃'の冨岡義勇と胡蝶しのぶを中心に描かれた作品です。作者の繊細な心理描写が秀逸で、原作では語られなかった二人の過去の因縁に深く切り込んでいます。
特に、柱同士の複雑な関係性を、静かな緊張感を持って描き出している点が素晴らしい。戦闘シーンよりも情感豊かな会話シーンが多く、キャラクターの内面が丁寧に掘り下げられていました。原作ファンならきっと納得できるクオリティです。
'呪術廻戦'の虎杖と伏黒を主人公にした学園モノのコメディタッチ作品が最近のマイブーム。作中のJK言葉の使い方が妙にリアルで、現代の高校生らしい息遣いが感じられます。呪術のバトルシーンもきちんと描かれつつ、明るい日常描写とのバランスが絶妙。重たいテーマの原作とは違う楽しみ方ができて新鮮でした。
海外のファンが書いた'進撃の巨人'のリヴァイ班生存IFストーリーがとても良かったです。英語版から翻訳されたものですが、文体が非常に詩的で、失われた可能性への哀惜の念が伝わってきます。特にオルオの成長描写が秀逸で、原作では早すぎた死を違う形で昇華させていました。翻訳の質も高く、日本語としても自然に読めるのが嬉しいポイントです。