『フォレスト・ガンプ』で主人公が"Stupid is as stupid does"と言うシーンは、単なる罵倒ではなく深い人生観が込められていました。一方『ゲーム・オブ・スローンズ』では、ティリオンが政敵に"You're a fool"と吐き捨てるように言う場面があり、権力闘争の中での侮蔑が伝わってきます。
海外ドラマを観ていると、キャラクター同士の罵り合いで頻繁に耳にするのが'idiot'という表現です。『シャーロック』のホームズがワトソンに"Don't be an idiot"と言う時、その口調からは苛立ちよりもむしろ親しみが感じられます。
面白いのは、同じ「愚か」でも'clueless'のように無知を強調する表現や、'dumb'のように言葉が出ない状態を指す表現まで、用途によって使い分けられていること。『ブレイキング・バッド』のウォルトが"You're so dense"と言うシーンでは、相手の理解の遅さに対する苛立ちがビシビシ伝わってきました。こうした表現の違いを楽しむのも、海外作品の味わい方の一つかもしれません。
現代の作品では'r-word'と呼ばれる表現が差別的とされる傾向にあるため、代わりに'silly'のような軽いニュアンスの言葉がよく使われています。『フレンズ』のジョーイが"That's just silly"と言う時の表情は、怒りというよりは呆れに近いもので、コミカルな効果を生んでいました。言葉の持つ力と時代による変化を感じさせる例ですね。
ネットスラングとしての'o r z'は、人がひざまずいて絶望や落胆を表している様子をアスキーアートで表現したものです。頭の'o'と体の'r'、ひざまずいた足の'z'で構成されていて、特にネットゲームや掲示板で失敗したときやショックを受けたときに使われます。
最初に見たときはただの文字列に思えたけど、使い込むうちにこれほど感情を的確に表現できるアスキーアートも珍しいと感じるようになりました。特に'Minecraft'で大事なアイテムを溶岩に落としたときとか、'Apex Legends'で最後の一撃を外したときなんかは自然と'o r z'と打ちたくなりますね。
最近では派生形もたくさんあって、大文字の'O R Z'だとより深刻な絶望を、'or2'とか'orz3'みたいに数字を入れるとバリエーションが生まれます。ネット文化の進化を感じさせる面白い表現です。
言葉を直訳すると「店の入口に掛かっている暖簾に腕で押し当てる」という光景になります。
僕が英語話者に説明するときは、まずその視覚イメージを共有します。暖簾は向こう側にいる人を遮る柔らかい布で、腕を押し込んでも相手は動かず、結果として努力がほとんど意味をなさない状況が想像できます。そこから意訳として「a futile effort」や「an effort that produces no result」という説明に繋げます。
具体的な日本語の用例を見せると理解が早いです。例えば「彼に頼んでも暖簾に腕押しだ」は「Asking him is a futile effort; he won't respond」と訳せます。こうした順で視覚→意味→英語訳を提示すると、ニュアンスが伝わりやすいと感じます。