日本語の『異常』と『異状』を英語に訳す際、文脈によってニュアンスが大きく変わってきます。『異常』は主に『abnormality』や『anomaly』が使われますが、特に『abnormality』は医学や心理学の分野で標準から外れた状態を指すことが多いです。例えば、『彼の行動には明らかな異常が見られた』なら『There was a clear abnormality in his behavior』と訳せます。
一方、『異状』は『something unusual』や『irregularity』と訳されることが多く、日常的な不具合や変化を指す傾向があります。『機械に異状が見つかった』なら『An irregularity was found in the machine』が自然です。微妙な違いですが、『異常』がより深刻な状態を、『異状』が一時的または表面的な問題を示す点がポイントです。
英語では、このような区別を厳密にせず、文脈で使い分けるケースも多いです。例えば、『strange』や『weird』のようなカジュアルな表現でも両方のニュアンスをカバーできます。翻訳するときは、対象が『根本的な問題』か『単なる変化』かを意識すると、適切な単語が選びやすくなるでしょう。