『FINAL FANTASY XIV』のエメトセルクの『悲しみを分かち合えるからこそ、私たちは人間なのだ』という言葉が忘れられない。敵対関係にありながら、感情を共有する存在としての共感を示す台詞だ。ゲーム内でNPCたちが繰り返す『記憶こそが人を形作る』というテーマとも響き合っている。
『Detroit: Become Human』ではアンドロイドのマーカスが『私は感じる、故に私は存在する』と叫ぶ。デカルトの哲学を彷彿とさせつつ、機械と人間の境界線を揺るがせる瞬間だ。感情を持つ人造生命体という設定は、『攻殻機動隊』の草薙素子が『ゴーストの存在証明』について語るシーンとも通底する。これらの作品が提示するのは、単なる反乱劇ではなく、『人間らしさ』の再定義だ。