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ゲームキャラの創造について語る時、この二つの言葉の違いがよく話題になる。'容姿'はキャラメイク画面で調整する顔の造形や体型の数値的な要素で、'見目'はそのキャラが放つオーラや魅力ポイントだと考えている。
『FFVII』のクラウドを例に取ると、ブロンドのスパイクヘアと大剣が'容姿'の特徴だが、彼の憂いを帯びた表情や仕草の美しさは'見目'の良さと言える。RPGで重要なのは数値化できる'容姿'より、プレイヤーに印象を残す'見目'の方かもしれない。最近のキャラデザインのトレンドは、'容姿'の個性化よりも'見目'の記憶に残りやすさを重視しているように感じる。
昔から日本語のニュアンスの違いに興味があって、この二つの言葉について考えたことがあるよ。'見目'って聞くと、なんとなく古風な印象を受けるんだ。和歌や古典文学で使われそうな、もっと内面的な美しさを含んだ表現に感じる。例えば『源氏物語』で光源氏の'見目うるわし'と表現される時、単なる外見以上の魅力が含意されている気がする。
一方で'容姿'は現代でもよく使うけど、どちらかと言えば客観的な身体的特徴を指すことが多いよね。医師が診断書に記載するような、身長や体型なども含まれるニュアンスがある。『君の名は。』の三葉と滝の身体交換の描写は'容姿'の変化として捉えられるけど、二人の'見目'は魂の美しさで変わらないような気がする。言葉の歴史的背景を考えると、'見目'は平安貴族の美意識、'容姿'は現代の多様な価値観を反映しているのかもしれない。
日本語教師をしている友人とこの話題で盛り上がったことがある。'容姿'はフォーマルな場面で使える堅い言葉で、採用書類や警察の人物描写なんかでよく見かける。対して'見目'は文学作品や批評文で使われる、審美的な評価が込められた表現だと思う。
例えば『鬼滅の刃』の冨岡義勇を'容姿端整'と表現するのは外形の描写だが、'見目よい'と表現すると彼の持つ雰囲気や気品まで評価している感じがする。この違いは英語で言うなら'appearance'と'visage'の差に近いかもしれない。時代劇と現代ドラマのキャラクターデザインの違いを考えてみると、前者は'見目'を重視し、後者は'容姿'を正確に表現する傾向があるように思える。言葉の選択一つで描写の印象が大きく変わるのが面白い。