グッズのイラストをじっくり見るたびに、公式側の意図かどうかを考えずにいられない。絵柄がキャラを
崇めるような表情やポーズになっている場合、まずはブランド戦略とターゲットの兼ね合いを想像するよ。公式がそうした崇拝的な表現を使うことは決して珍しくなく、特に人気ユニットを持つ作品ではファン心理に訴えるための“聖性”や“神格化”を演出することがある。例えば'ラブライブ!'系のグッズは、推しを特別視させるデザインが多く、公式イラストから派生した特別仕様として販売されることが多いから、意図的なことが多いと感じるね。
だが、すべてが公式の“崇める”意図とは限らない。ライセンス元が用意したガイドラインに基づき、製造側や外注イラストレーターが独自解釈で誇張したり、可愛らしさを強調するために表現が過剰になることもある。こういう場合は結果としてファンが「崇める」ように見えても、根底にあるのはマーケティング上の魅力増幅だったりする。個人的には、絵柄が崇拝的かどうかは「誰のために」「どの層を狙って」作られたかを想像すると見分けやすいと思っている。
最終的に僕の目線では、崇める絵柄=公式意図とは一概に断定できないが、販促目的やブランド維持のためにあえてそうする公式は確実に存在する。だからグッズを見るときは、作品の文脈、公式アカウントの発言、クレジット表記を手がかりに判断するのが現実的だと感じている。