短いテンプレの利点は、制作初期に方向性がブレないことと、素早くプロトタイプを回してフィードバックを取れることだ。もしも深掘りが必要になったら、その時点で詳細テンプレ(部屋ごとの目的やフローチャート、報酬表)に展開する流れにしている。参考にする手作りダンジョン作品としては『Legend of Grimrock』のように部屋タイプと謎の組み合わせが学びやすい例がある。最後に付け加えるなら、どんなテンプレもプレイテスト無しでは意味が薄い。
手早くプロトタイプを作るときは、1フロアを8~12ノードで縛り、ノードごとに想定滞在時間と主な危険を書いておくと調整が楽だ。生成系の参考にするなら『The Binding of Isaac』の部屋テンプレート化が示唆的だが、手作りダンジョンならばペースの管理と視界の操作(情報の出し方)を最優先にしている。テストを繰り返して、どのテンプレがどのタイプのプレイヤーに向くかデータ化していくのが結局の近道だ。