収集歴は浅いものの、即断即決で動くタイプなので、価格付けで重視するポイントは常に実用的だ。まずは真贋のチェック。公式シールや限定シリアルがあるかどうか、印刷の荒さやパッケージの質感で偽物を見分ける癖をつけている。'君が望む永遠'の特典CDで、海賊版と正規品の帯のフォントが微妙に違っていたのを見つけたときは、そうした細かい観察が効くと確信した。
次に買い手がどこにいるかを想像する。国内向けか海外向けか、現物を飾りたいコレクターか投資目的のコレクターかで
適正価格が変わる。出品時には状態写真を多めに載せ、付属のインサートやシールの有無を明記することで信頼感を高めて高値で落ちやすくなると実感している。さらに、再販やリマスターの情報はこまめにチェックして、価値が下がり始めたら損切りも視野に入れる。
結論めいた言い方をすると、価値は「希少性+状態+需要」の三つが噛み合ったときに決まる。それを見抜くための目と動きの速さが、自分の勝ち筋だと考えている。