色味と生地選びで勝負が決まることが多い。
あたしはいつも、同系色のサンプルを並べて太陽光の下と室内照明の下で比較する。
サーニャの落ち着いたトーンを出すには、単に『濃い色』を使うだけでなく、布の織りや表面の反射を意識すること。例えばマットなツイルに少し光沢のあるトリムを組み合わせると、メリハリが出る。
縫製面では、裏地と芯を適切に入れて襟や肩のラインを維持することが重要だ。ボタンや金属パーツは本物感を出すために、既製のパーツを塗装して使うとコストも抑えられる。靴は改造で形を整えることが多いけれど、履き心地と歩行の安全を第一に考えてね。
道具や材料の扱いに慣れていないなら、小さな部分から試作して失敗を最小化するのがおすすめ。仕上げにワッペンや刺繍を加えると、ぐっと完成度が上がるよ。(製作のヒントは別作品の金属表現でも参考になる。たとえば'鋼の錬金術師'の小道具作りの考え方を応用するといい。)