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素材選びを甘く見ると、完成後に後悔することが多い。肌着寄りのドロワーズなら、コットンやリネンの薄手生地が通気性と吸湿性で優れているし、伸縮性が必要なら薄手のスパンデックス混紡やニット系を検討する。化繊のみだと蒸れやすいので、直接肌に触れる部分は天然素材を使うと快適だ。
洗濯後の縮みも無視できない要素だから、布は必ず前もって洗ってから裁断する。縫いでは縫い代の処理をどうするか決めておくと見た目と耐久性が変わる。フレンチシームやロックミシン処理、バイアステープでの始末など、用途に合わせて選ぶと仕上がりが良くなる。私は薄手布の端始末にバイアス処理をよく使う。
細かな工程で安心感がぐっと変わる点をいくつか伝えたい。まず裁断時に布の地の目(グレイン)を確認して、裁断方向を統一すると伸びや歪みが少ない。柄合わせが必要なら前後や脇の連続性を考えて裁断すると完成後の印象が格段に上がる。縫い代の倒し方や方向を決めておくと、重なった部分が厚くなりすぎず着心地が良くなる。
ゴムの長さは実際に試着してから決めるのが一番確実で、初めは短めに切らずに仮止めして動いてみると締め付けすぎを防げる。縫い終わったら余分な糸をきちんと始末して、洗濯前に一度洗って問題がないか確認しておくと安心だ。私も毎回この手順を踏んで、着心地と耐久性を両立させている。
寸法を決めるときには、単なる数値以上のことを考えるようになった。たとえばウエストの「見かけの位置」は人によって違うし、座ったときの腹の立ち上がりや前屈みでの引きつり具合まで想定しておくと実際に使いやすい
ドロワーズが作れる。股上を深めに取るか浅めにするかで動いたときの安心感が変わるので、型紙をそのまま使うのではなく、着用感をイメージして補正しておくと後で楽だ。
私がよくやる方法は、まず安い布でmuslin(仮縫い)を作ること。ポケットやレースなどの装飾は仮縫いの段階では省き、フィットが決まってから本布で仕上げる。脚ぐりや股の角度が体に合っているか、座ったり歩いたりして違和感がないかを確認してから本縫いに入ると、着心地に満足できる確率が高い。微調整としては、ウエストのゴム幅や位置を段階的に変えて試すと、自分にぴったりの仕様が見つかる。
道具がしっかりしていると作業がぐっと楽になる経験がある。まず針と糸の選択を見直してほしい。布が伸びる素材ならボールポイント針やニット用針、伸縮ステッチや狭いジグザグで縫うと縫い目が割れにくい。糸は普通のポリエステルミシン糸で十分だが、肌に当たる縫い目には肌触りの良い糸を選ぶと快適さが増す。
裁断道具も重要で、布を滑らせないはさみやロータリーカッターがあると曲線部分がきれいに切れる。ピンよりもクリップを使うと薄い布が歪みにくい場面があるし、印つけには色の出にくいチャコや小さなクリップを使うと跡が残りにくい。加えて、ミシンの糸調子と縫い目の長さを試し縫いで確認するのを習慣にしておくと、縫い直しが減る。私は試し縫いを布はぎれで必ず行うようにしている。
仕上げの見栄えで印象が大きく変わるポイントがいくつかある。ウエストのゴム通し口は幅と縫い位置を整えるだけで着たときのフィット感が違ってくるし、ゴムを通すときに引っかけないように端をきちんと縫い閉じておくと安心感がある。脚口の処理はフリルやレースを付ける場合でも、縫い代を薄く滑らかにしておくとごろつきが少なくなる。
肌に当たる縫い目はできるだけ柔らかく仕上げるのが優先で、表側にステッチを出す場合はトップステッチの幅や糸色で洗練された印象にできる。最後は洗濯表示を付けておくと扱いがわかりやすく、長く使える一着になる。私も見た目の些細な差にいつも驚かされる。
縫い目の間隔をきっちり揃えるのが苦手だった頃を思い出すと、最初に気をつけたいのは採寸とパターン選びの慎重さだ。ウエスト・ヒップ・股下の寸法に加えて、腹囲や太ももの一番太い部分の周長、股上(腰から股の深さ)を測るとフィット感が大きく変わる。縫い代をどれくらい取るか、もともとのパターンが加える「ゆとり(イーズ)」の量をどう扱うかを理解しておくと安心できる。
布地は肌に直接触れるものだから、通気性や伸縮性を優先して選ぶのがいい。織りが硬いものと柔らかいものでは着心地が違うし、洗濯で縮む素材なら事前に洗ってから裁断するのが鉄則だ。縫い方では、ウエストと足口のゴム入れの処理をどうするか考えておくと失敗が減る。ゴム幅に合わせた見返しやカフスの作り方、ゴムの縫い止め方を図解で確認すると作業がスムーズになる。
最後に、試着と微調整を怠らないこと。縫い上げたらすぐにゴムを締め切らず、着用して動いたときの食い込みやずれを確かめると、着心地が劇的に向上する。私も何度か作り直した経験があるが、そのたびに小さな手直しで格段に快適になった。