サイバーパンクアニメの主人公が装備するサイバーウェアは、しばしばその世界観やテーマを象徴的に表現しています。『攻殻機動隊』の草薙素子なら光学迷彩と義体化された身体、『PSYCHO-PASS』の支配者システムに接続されるドミネーターが代表的です。
これらの装備は単なるツールではなく、人間性とテクノロジーの境界を問いかける存在です。義手から発射されるワイヤーや脳に直結するインターフェースは、使い手のアイデンティティそのものを変容させます。特に『デビルマン』の悪魔合体シーンのような身体改造描写は、サイバーパンク作品における自己喪失の危険性を痛烈に表現しています。
興味深いのは、同じ光学迷彩でも『ゴースト・イン・ザ・シェル』と『Darker than Black』では全く異なる使われ方をする点。前者は哲学的な問いを、後者はスパイ活動のツールとして機能しています。