ランツクネヒトの装備は、15~16世紀のドイツ傭兵ならではの派手さと実用性の融合が特徴だ。
彼らの象徴であるフルーティング(切り込み入りの派手な衣服)は、収入の大部分を装備に注ぎ込むという彼らの美意識を物語っている。特に袖やズボンに施された大胆なスリットは、下地の色違いの布を見せることで、戦場でも目立つ存在感を放っていた。
武器面では両手剣『ツヴァイヘンダー』が有名で、2メートル近い長さから繰り出される一撃は
騎兵すらも薙ぎ倒した。ただし実際は補助兵としての役割も多く、ハルバードや槍といったより汎用性の高い武器も併用していた点が興味深い。
甲冑はプレートアーマーとチェインメイルの組み合わせが主流で、特にサブレット(首周りを保護する首甲)のデザインに地域ごとの特徴が表れていた。金銭的に余裕がある者は、彫刻を施した美しいプレートアーマーを纏うこともあったという。