気候変動と終末論を結びつけた作品では、『The Uninhabitable Earth』が特に印象的だった。著者のDavid Wallace-Wellsは、温暖化がもたらす社会崩壊のシナリオを科学的根拠とともに提示している。
気象学者とSF作家のコラボレーション作品『The Ministry for the Future』では、異常気象が引き金となる地政学的混乱を描く。氷河消失や熱波による大量死といった具体的な危機描写が、現実味を増す読み物に仕上がっている。
特に興味深かったのは、気候モデルを使って文明の転換点を計算する手法で、専門知識を分かりやすく伝える工夫が随所に見られる。