集客の核になるのは、出演者のカリスマ性とプログラム全体の“顔”がどれだけ魅力的に見えるかだ。
俺は
真打ち披露の現場を何度も見てきたが、トップに立つ一人が認知されているかどうかで入場率がガラリと変わる。メインの持ち味を前面に出す宣伝(写真、短尺動画、キャッチコピー)を早めに回すこと、そしてサブの芸や構成で飽きさせない起承転結を作ることが重要だ。
それから会場の規模感と客席の作りを最初に詰める。狭すぎると即完売して機会損失、大きすぎると閑散感が逆効果になる。さらに、プレスや業界人を呼ぶプレビュー枠や、終演後の短い交流時間を設けることで“行った価値”を高められる。たとえば伝統的な大衆演芸の番組である'笑点'の出演者が来る回は、世代横断でニーズが広がるので、狙った層の動員設計がしやすい。こうした点を押さえれば、集客は確実に底上げできると思っている。