作品によって振る舞いは違うけれど、僕の中ではメフィストはしばしば“皮肉めいた師”として立っている。
例えば『
青の祓魔師』に出てくるメフィスト・フェレスは、純粋な敵というよりは情報の提供者であり、実験者のような立ち位置だ。彼は主人公に直接的な力を貸すというより、状況を複雑にし、選択肢を増やすことで成長を促す。僕はそのやり方がかなり狡猾だと思う。試練や謎を与えて、主人公が自分で答えを見つけるように仕向けることが多いからだ。
また、関係性の曖昧さが主人公の内面を揺さぶる。信頼と疑念の間で揺れることで、主人公は自分の信念や価値観を再評価する
羽目になる。直接的な敵対では得られない成長を引き出す点で、メフィストは非常に効率的なキャラクターだと感じる。僕はそういう、計算された混乱を作るタイプの影響力が好きだし、物語に深みを与えると思う。