やってみると驚くほど弾きやすい80年代の名曲がいくつかあるよ。個人的に最初に勧めたいのは『With or Without You』だ。基本進行はD–A–Bm–Gで、曲全体をこの4コードだけで回せるから、コードチェンジの練習に最適だ。バレーコードのBmが気になるなら、カポを2フレットにしてC–G–Am–Fの形で弾けば同じ音域になるのでずっと楽になる。
指の配置はシンプルに抑えて、右手はダウンストローク中心にしてテンポを安定させることを優先する。ストロークは“ダウン、ダウン、アップ、アップ、ダウン、アップ”を基礎にしてみて、慣れたら軽くアクセントをつけると曲らしく聞こえる。歌と合わせるなら各コードを4拍ずつゆっくり切り替える練習をすると良い。
練習のコツは小さな目標を積み重ねること。最初は2コード間の行き来を1分間続けること、次に曲のイントロから1番のサビまで通して弾けるようにする、という具合に段階を踏むと挫折しにくい。録音して自分のテンポを確認するのも効果的で、少しずつダイナミクスをつけていくと演奏がぐっと引き締まる。これならギターを始めたばかりでも短時間で形になるはずだ。