意外とコード数が少なくて練習に向く80年代ソングの代表格として『Time After Time』を取り上げる。曲の核になるのはC–Am–F–Gといった基本的な開放コードなので、複雑なバレーや難しいテンションを覚える必要がほとんどない。僕は初めてこの曲でコードチェンジのタイミングを学んだ経験があって、そのシンプルさとメロディの美しさに助けられた。
やってみると驚くほど弾きやすい80年代の名曲がいくつかあるよ。個人的に最初に勧めたいのは『With or Without You』だ。基本進行はD–A–Bm–Gで、曲全体をこの4コードだけで回せるから、コードチェンジの練習に最適だ。バレーコードのBmが気になるなら、カポを2フレットにしてC–G–Am–Fの形で弾けば同じ音域になるのでずっと楽になる。
ふと場の空気が変わる瞬間ってあるよね。マイクが渡ると自然と手拍子が始まり、誰かがサビを口ずさむ──そんな瞬間を作りやすい曲を挙げてみる。
僕がまず推したいのは、盛り上がりの王道である'\'Don't Stop Believin\'''. 緩やかなAメロから一気にサビへ飛び出す構成がカラオケ映えするし、みんなで合唱しやすいのが強みだ。次に、リズムで引っ張る'Michael Jackson'の'\'Billie Jean\''. 歌詞のフックが強く、つまずく部分が少ないため場を保ちやすい。男声・女声どちらでも対応しやすいキーに調整するとさらに安心。
パワー系が好きなら'\'Livin\' on a Prayer\''を推す。掛け合いの部分やコーラスで観客が自然と参加する。女性ボーカル寄りの選曲をしたければ、'\'Total Eclipse of the Heart\''のような大振りのバラードで感情を爆発させるのも効果的だ。テンポ良く盛り上げたいときは'\'Take On Me\''の高音チャレンジで一気に盛り上がる。曲ごとに得意不得意があるけれど、肝はサビで“みんなが歌える”かどうか。そこを意識すると、カラオケの盛り上がりは確実に変わるよ。
80年代の電子的な煌めきに惹かれるなら、まずはシンセやメロディの質感を楽しめる曲を中心に組んでみるといい。僕は若い頃に友人からテープを借りて聴いた経験があって、そのときの胸の高鳴りを今でもプレイリストに反映させている。
リストの核にしたいのは、'Take On Me'(a-ha)の疾走感と高音の美しさ、'Sweet Dreams (Are Made of This)'(Eurythmics)の冷たくも中毒性のあるリフ、そして'Just Can't Get Enough'(Depeche Mode)のポップなシンセが織りなす幸福感。ここに'Don't You Want Me'(The Human League)の物語性を加えると、曲ごとに違う表情が楽しめる。
最後に落ち着いた流れを作るために'Everybody Wants to Rule the World'(Tears for Fears)の余韻を置くとバランスが良くなる。プレイリストは曲順で聴き手の旅路をガイドできるから、始まりは明るめ、途中で深いシンセ曲を挟み、終盤で風通しのいいナンバーにするのがおすすめだ。こうして自分の記憶と感情を呼び覚ます選曲が完成すると思う。
デュラン・デュランの80年代のヒット曲といえば、まず頭に浮かぶのは『Hungry Like the Wolf』です。この曲は1982年のアルバム『Rio』に収録され、ミュージックビデオの先駆けとしても知られています。
当時のMTV文化を象徴するような映像美と、中毒性のあるリズムが特徴で、今聞いても全く古さを感じさせません。特にサビのメロディーは一度聴いたら耳から離れないタイプです。他にも『Save a Prayer』や『Rio』といった曲も同じアルバムからヒットしました。
デュラン・デュランといえばこの時期のサウンドが最も輝いていたように思います。シンセサイザーを効果的に使いながらも、バンドとしての生の熱気を感じさせるバランスが絶妙でした。