良い
スケッチブックを見つけるのは、道具選びの楽しさそのものだ。誰にでも合う“万能型”は存在しないけれど、最初は使いやすさと用途のバランスを重視すると失敗が少ない。
まず紙の重さ(gsm)をチェックする癖をつけてほしい。鉛筆や練り消しでの描画が中心なら90〜160gsmが扱いやすく、インクや薄めのマーカーを使うことが増えるなら160〜200gsmを選ぶと紙が波打ちにくい。表面の感触(トゥース)は滑らかなものからざらついたものまで様々で、細密線を多用するならスムース系、濃淡やタッチを活かしたいならややトゥースのある紙が合う。
製本形式も重要だ。スパイラルはページを完全に開けるので描きやすく、製本タイプ(糸綴じや無線綴じ)は持ち運びで角が潰れにくい。サイズはA5やB5なら気軽に持ち出せて描く回数が増えるし、A4は余裕があって表現の幅が広がる。個人的には表紙がしっかりしたハードカバーだと長持ちする気がする。
最初の一冊は特定のブランドにこだわらず、用途に合う紙質とサイズを試すのが手堅い。いくつかのメーカーのサンプルページで描き比べて、手に馴染むものを見つけてほしい。自分の描き方がわかってくれば、次第に理想の一冊が見えてくるはずだ。