『北叟笑む』って、聞いた瞬間に何だか不思議な響きがしませんか?この故事成語の背景には、中国の『淮南子』という書物に載っているエピソードが元になっています。
昔、塞翁(さいおう)という老人がいました。
ある日、彼の馬が
逃げてしまい、周りの人は同情しました。しかし塞翁は「これが幸せになるかもしれない」と笑って受け流したのです。その後、逃げた馬が別の良い馬を連れて戻ってきたので、今度はみんながお祝いを言いました。でも塞翁は「これが災いの元になるかも」と冷静に構えていました。
この話の面白いところは、物事の吉凶は簡単に判断できないという教えです。人生の浮き沈みを長い目で見る大切さを、この老人の態度から学べます。現代でも、一見不幸な出来事が後から思わぬ恵みをもたらすことってありますよね。