昨年『ツイン・ピークス』にハマったとき、最初の数エピソードで完全に置いてけぼりにされた経験がある。あの不気味なダンスや謎のシンボルは、実はデヴィッド・リンチ監督の過去作『エレファント・マン』や『ブルーベルベット』の美学を踏まえると腑に落ちる。
同様に『進撃の巨人』の複雑な政治設定も、最初は漫画の外伝『進撃の巨人 Before the Fall』を読んでから本編に戻ると、壁外調査の緊迫感が全く違って見えた。予備知識とは鍵穴のようなもので、正しい鍵を選ばないと物語の扉は開かない。
最近では『ドラゴンズドグマ』のゲーム実況を見る前に中世魔術の資料集をパラパラめくっておいたら、魔導書の呪文詠唱シーンが急にリアルに感じられて鳥肌が立った。