心理学や精神医学の基礎知識を補強する資料も重要です。まずは『DSM-5』の解離性障害に関する記述を参照して、臨床での定義や診断基準を押さえておくと、フィクションと現実の差異が分かりやすくなります。トラウマと記憶の関係に興味があれば、ベッセル・ヴァン・デア・コルクの『The Body Keeps the Score』はトラウマが身体と心に与える影響を理解するうえで非常に有益です。学術論文やレビューでは、Frank W. Putnam や Colin A. Ross といった研究者の解離に関する研究を探すと、臨床例や治療法、解釈の多様性が学べます。歴史的背景ではピエール・ジャネの解離論も参考になり、現代の視点と比較すると表現技法の源流が見えてきます。