『The New York Times』や『The Times』、『The Japan Times』といった当時発行されていた英語紙は、山本の人事や公的発言、軍の動きに関する即時的な報道と社説を残している。これらの記事は単に事実を伝えるだけでなく、英語圏の読者にどのように受け止められていたかの手がかりにもなる。
僕は研究メモを書く際にたびたび『Foreign Relations of the United States(FRUS)』の該当巻を参照してきた。そこには日米関係の公電や解読された通信の抜粋が含まれており、山本に関する政策決定や外務折衝の文脈を英語で追うのに便利だ。合わせて、米海軍の暗号部門が残したOP‑20‑Gの解読ログ(通称“Magic”資料)も一次資料として重視される。