ふと耳にした『微睡み』という言葉に、どことなく優雅な響きを感じたことがある。この言葉は『まどろみ』と読み、うつらうつらと浅い眠りについている状態を指す。
文学作品ではよく登場する表現で、例えば夏目漱石の『草枕』では、旅の疲れで
微睡む主人公の描写が印象的だ。昼下がりの木漏れ日の中、本を読みながらいつの間にか意識が遠のく…そんな日常のひとときにぴったりの言葉と言える。
現代ではあまり使われないかもしれないが、SNSなどで『朝の微睡みが気持ち良すぎる』などと使うと、風情のある表現になる。ただ、完全な睡眠とは異なるニュアンスなので、使い分けに注意したい。