曲を聴くとき、いつもまず人物像から音を想像する癖があって、クロエ=反骨心と寂しさが同居するキャラクター像が浮かぶ。だからおすすめの一つ目は、'Life is Strange'のオフィシャル・サウンドトラックに収録されているインディー寄りの楽曲たち。特にSyd Mattersの「To All of You」はクロエの切なさと希望の揺らぎをよく表現していて、何度聴いても胸が締め付けられる。
次にスコア面では、ゲーム内でクロエの出番に多用されるアコースティック主体の短いフレーズ群を追ってみてほしい。ジャンルで言えばフォーク寄りのギターや控えめなストリングスがクロエの繊細さを際立たせるので、シーンごとに流れる短いスコア曲を断片的に聴き比べるだけでも新しい発見がある。僕にとっては、この組み合わせがクロエ像を最も生き生きと感じさせてくれる。最後に、ゲーム外でのカバーやアレンジも侮れないので、ピアノやギターソロのインストアレンジもチェックしてみてほしい。
暗殺をテーマにした作品の音楽って、独特の緊張感と美学が詰まってますよね。特に『No Time to Die』のタイトル曲は、ビリー・アイリッシュの憂いを帯びたボーカルが暗殺者の孤独と使命を象徴的に表現しています。
一方、アニメ『ダークer than BLACK』のOSTも暗躍するスパイの世界観にぴったりで、電子音とオーケストラの融合が不穏な雰囲気を醸成。『月の裏側で』というトラックは、静かな殺意がじわじわと迫ってくるような不気味さがあります。暗殺シーンのBGMとしてこれほどしっくりくる曲はなかなかありません。