待ち望んでいた新作グッズのラインナップを見て、胸の中で一気に記憶が蘇った。ファンとして最も注目してしまうのは、まずはやはり高品質なコレクター向けアイテムだ。限定生産の『
shangri-la』特製コレクターズBOXは、単なるパッケージの枠を超えていて、箔押しの外箱にシリアルナンバー、さらに豪華ブックレットや複製台本が同梱されている。私はこの手の“物語を物理的に所有する感覚”に弱く、ページをめくるたびに当時の音声演出やスタッフインタビューを追体験できるのが最高だ。
同梱のアートブックは、設定資料や未公開ビジュアルが豊富で、描き下ろしイラストのクオリティが驚きだった。高級紙を使ったハードカバー装丁で、並べて飾るだけでコレクション棚の存在感が増す。さらに音楽面での目玉としては、リマスターされたサウンドトラックのアナログ盤がある。重量盤ならではの音の厚みがあって、往年の劇伴や挿入歌を改めて聴き直すと作品世界に浸る深さが違う。私はしばしばヘッドフォンではなくこのアナログで当時の細かな音作りに気づかされる。
そしてフィギュア類。主要キャラの1/7スケールながら、原作のニュアンスをきっちり残した造形や塗装が施されている限定モデルは人気が高く、早期完売も予想される。台座のデザインや差し替えパーツ、限定特典のクリアプレートなど細部までこだわっていると、所有欲が満たされるんだ。私にとっては、こうしたハイエンドなアイテムが“投資としての魅力”と“ファン活動の証明”を同時に満たしてくれるから、注目度が高いのだと確信している。