個人的には『scarecrow』よりも『kakashi』をそのまま使う方が異国情緒が出て良いと思う。『風に歌う』を『sings to the wind』とするか『whispers in the breeze』にするかで、優しさのニュアンスが変わる。歌詞翻訳は常にトレードオフの連続で、正解はないけど、原作者が込めた『孤独』や『自然との対話』といったテーマを英語圏のリスナーにも感じ取れるかが鍵だ。
Owen
2026-04-08 19:57:46
『案山子』を英語にする時、まず驚いたのは英語に『田園の寂しさ』を表す適切な単語が少ないこと。『loneliness』では都市の孤独と混同される。試行錯誤の末『the solitude of sunlit fields』という表現に落ち着いた。
動詞の選択も難しい。『立ち続ける』は『keep standing』だと機械的だから『remains rooted』に。歌詞の核心である『無言の優しさ』を伝えるため、敢えて受動態を使い『is loved by skies』と訳した部分もある。翻訳は原作者との対話みたいなもの。言葉の裏にある息遣いまで再現したい。