面白いのは、この翻訳スタイルがニコニコ動画やTwitterでネタとして広まっていることだ。例えば『Rick and Morty』のエピソードで、主人公のRickが放つ難解なセリフを津田訳で再現した動画がバズったことがある。通常の字幕では切り捨てられる言葉遊びや文化的なジョークまで訳出しようとする姿勢が、コアなファンから支持されている理由だろう。
津田訳の具体例を挙げると、Redditの日本語コミュニティで話題になった『The Office』のファンサブが印象的だった。マイケル・スコットの典型的なアメリカンジョークを、日本のビジネスカルチャーに即した形で翻訳していた。例えば"That's what she said"という定番ギャグを「部長が飲み会で言いそうなセリフ」に変換したのは秀逸だった。