唐箕という伝統的な農具、確かに現代の大規模農業ではほとんど見かけなくなったけど、地方によってはまだ現役で使われているところもあるんだよね。特に無農薬や自然農法を実践している小規模農家さんだと、風選の原理がシンプルで電力も不要だから重宝されているみたい。
先日、長野県の山あいの集落を訪ねた時、お年寄りが丁寧に唐箕を扱っている姿を見かけた。コンバインの登場で効率化が進んでも、種もみ選別など繊細な作業には機械より人の手と伝統的な道具が適している場合がある。『昔ながらの知恵』と『現代の技術』の共存って、意外とあちこちで見られる光景なのかも。