ぱっと見で特に気をつけたいのはキャラクターの権力差だ。私はよく『Fire Emblem: Three Houses』みたいに年齢差や地位の違いが明確な作品を題材にする際、師弟関係や主従関係を恋愛的に描くときにどう見えるかを考える。力関係があると合意の問題が曖昧になりやすく、読者の中には不快に感じる人が出てくるからだ。
特に気をつけたいのは、精神的に不安定な描写や自傷・自殺を安易に性的な文脈で使わないことだ。『Doki Doki Literature Club』のようにメンタルヘルスを主題に含む作品のファンアートでは、私はトラウマ表現を単純な萌えやロマンスに転化しないよう意識している。苦しみや病みの描写は、それがどれほどセンシティブかを理解して慎重に扱う必要がある。
気になるのは、扱う題材そのものが持つ力だ。私はファンアートを描くとき、登場人物の年齢や背景を最初に念頭に置くようにしている。例えば『Life is Strange』のように主人公たちが未成年に近い作品では、性的な描写や過度なロマンティシズムを避けるべきだと強く思う。未成年を性的に描くことは法的にも倫理的にも問題があるし、見る人の安全を損なう可能性が高い。