長い目で見ると、編集は観客の注意をどこに向けるかを決定する作業だと思っている。だから僕は、見せ場を作る際に“焦点の移動”を計画的に設計する。はじめに重要でないと思わせるディテールを挿入しておき、そこに後で意味を付与することで驚きと納得の両方を得るテクニックを好む。
実践では、モンタージュを活用して因果のショートカットを作る。短いカットを積み重ねることで複雑な実験過程や倫理的葛藤を瞬時に伝えられる。それに加えて、被写体の表情を長めに見せるカットを混ぜると、視覚的な情報と情感が同時に動いていく。色調やコントラストの変化を編集の中で段階的に導入するのも効果的だ。これらの手法は'鋼の錬金術師'のような作品で、悲劇的な実験や変容の重みを映像的に強調するのに役立つ。
最終的には編集で観客の期待を操作しつつ、倫理や感情の軸を忘れずに残すことが肝心だと僕は思っている。そこが巧く噛み合ったとき、本当に印象に残る
マッドサイエンティスト回が出来上がる。