『千と千尋の神隠し』の湯婆婆は、蓬髪のキャラクターとして強烈な印象を残しますね。あのぐねぐねと動く髪の毛は、彼女の気まぐれで残酷な性格を象徴しているようで、見るたびに新しい発見があります。特に契約書に判子を押すシーンでは、髪が生き物のようにうごめく様子が不気味ながらも魅力的。スタジオジブリの細やかな作画が、非人間的な存在のリアリティを引き立てています。
一方で、『アリス・イン・ワンダーランド』のマッドハッターも忘れられません。
ジョニー・デップの演じるこのキャラクターは、オレンジ色の乱れた髪が狂気と天才の狭間を表現しています。ティム・バートン監督の世界観と相まって、髪型そのものがキャラクターの背景を語っている感じがします。
こうしたキャラクターを見ていると、髪の表現が単なる外見以上の物語的役割を担っていると気付かされます。特にアニメーション作品では、髪の動きや形で感情や性格を伝えることが多いですね。