やり取りの途中で相手がネカマだと気づいたとき、私がまず頭に浮かべるのは『なぜこの人は別の性別を装っていたのか』という問いだ。意図は様々で、軽い冗談や注目欲、あるいは詐欺や操作目的まで及ぶ。したがって対応もケースバイケースで変えるべきだと考えている。まずは自分の安全を確保し、不要な情報を渡さないことを徹底する。
そのうえで、感情的な対峙は避け、事実関係を記録する。会話のログやスクリーンショットを整理しておくことで、後々運営への通報や必要であれば法的手続きの際に有利になることがある。経験上、相手に直接詰め寄るよりも公的な手段で解決を図る方が効果的だった。
同時に、自分の心の整理も重要だ。信頼できる友人に話を聞いてもらうか、ほどよい距離でその場を
離れる。フィクション作品の登場人物が欺瞞と向き合う場面を思い出すと、個々の選択がその後の回復に影響することに気づかされる。私が大切にしているのは、自尊心を損なわずに現実的な対処を進めることだ。参考までに、他人の正体が関係を一変させる描写が印象的な作品として'寄生獣'のテーマを思い出すことがある。