手元にネタバレを置いておきたいタイプだ。そういう性格が災いして、'
笑止千万'の結末を先まわりして確認するかどうかはいつも葛藤になる。ストーリーの余韻を大事にしたい瞬間と、細部まで理解してすっきりしたい瞬間が交互にやってくる。だから僕は結末をネタバレで確認するメリット・デメリットを自分の気分や観る状況に応じて天秤にかける癖がある。
具体的には、もし忙しくて一気に追えないなら、結末だけ先に知ることで視聴のハードルを下げられることがある。逆に初見の驚きや感動を重視するなら、未読状態で一話ずつ味わうのが良い。'進撃の巨人'で当時感じた衝撃と、後から知った裏設定の納得感が交差した記憶が、どちらの楽しみ方にも一長一短があることを教えてくれた。
結論めいた押し付けはしたくないが、個人的にはネタバレ確認は自分の鑑賞スタイルに正直でいるためのツールだと思う。選ぶときは、感情の振幅をどれだけ求めるか、あとから語り合いたいかどうかで判断している。最終的には、それぞれが自分の楽しみ方を尊重するのが一番だと感じている。