まずは落ち着いて事実を整理することを勧めたい。自分は表に出さずに起きた頻度、時間帯、直前の行動、食事や水分量、服薬状況を記録するようにした。こうしたデータがあると医師や訪問看護の提案が的確になり、治療や対応の優先順位が明確になる。例えばある映画で描かれていた介護シーンのように、漠然とした不安だけでは解決が遅れることが多い。
家庭内の実務面では定期的なトイレ誘導、トイレまでの動線確保、夜間の照明の工夫、簡単に着られる服の導入といった小さな改善を段階的に行った。
羞恥心を和らげる言葉選びや、本人のペースを尊重する時間配分も忘れないようにした。必要なら外部サービスを早めに利用するのが賢明で、介護保険の相談窓口や訪問看護、専門医の連携を活用すると、家族の負担がぐっと軽くなると感じている。参考にした作品は'そして父になる'で描かれる家族のコミュニケーションの機微だ。