FORBIDDEN LOVE

FORBIDDEN LOVE

last updateLast Updated : 2021-08-13
Language: English
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Synopsis

Roselyn Carter whose life was so cheerful as a normal girl until one accident which changes her life completely. Meet Sebastian Orlando, a prince of Mandonia kingdom who came back to his home after 20 years only to be shocked by his father's words. Let's see what happens when they meet each other.

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Chapter 1

FORBIDDEN LOVE C:1

友人・伏見健一(ふしみ けんいち)の結婚式で採用されたのは、かつて私が自分のために練り上げたウェディングプランだった。

あの頃、私は半年もの時間をかけて式のすべての流れを計画したのに、神前元紀(こうさき もとき)はそれをわずか一分で却下した。

形式だけの適当な式の後、元紀は私にこう約束した。

「外でどんなに女遊びしても、俺の本当の妻はいつまでもお前だ」

そして今日、彼はこの結婚式に若い愛人を連れて現れた。

私が会場に足を踏み入れた瞬間、四方八方から刺すような視線を浴びせられた。

面白がるような目、品定めするような目、そして……同情の目。

元紀だけが相変わらず涼しい顔で言った。

「来たか」

彼の腕に馴れ馴れしく絡みつく少女、日笠梨々花(ひかさ りりか)を一瞥し、私は静かに頷き返した。

結婚して七年、元紀の浮気は今に始まったことではない。

そんなことは、とうに慣れっこだ。

健一も気まずそうだ。明らかに、この事態は想定外であろう。

「清子さん、よく来てくれたんだ。さあ座って、遠慮しないで」

私は控えめな笑みを浮かべ、その場を取り繕ってくれた彼に心の中で感謝した。

本来私が座るはずだった席は、既に埋まっている。あろうことか、私の席を奪ったその招かれざる客を、元紀が守っている。

彼は私をちらりと見ただけで、悪びれる様子もなく言い放った。

「席が埋まってるから、別のところに座れ」

長年にわたり全てを飲み込み、耐え忍んできた私は、従順であることが骨の髄まで染み付いてしまっていた。

「……わかったわ」

席に着いた瞬間、周囲の視線がいっそう遠慮のないものに変わったのを感じた。

健一は申し訳なさそうにしているが、中座する際にも家族に私への気遣いを頼んでくれた。

夫である元紀よりも、友人の彼の方がよほど私の気持ちを案じてくれている。

結婚式は予定通りに始まった。

新婦は私がデザインしたウェディングドレスを身に纏い、私がコーディネートしたバージンロードを歩んでいく。私が手に入れられなかった幸せのもとへと、嫁いでいくのだ。

何もかもが、かつて私が夢見た通りだ。

ただ一つ、その夢を叶えたのが私ではないという事実を除けば。

元紀の腕に寄り添う梨々花は若く、その表情は天真爛漫そのものだ。

「元紀さんから聞いたけど、清子さんって花道が得意よね?私にも花束を作ってくれないの?あの花嫁さんが持ってるみたいなやつがほしいの!」

その場の空気が一瞬にして凍りついた。同じテーブルの人々は顔を見合わせ、誰も口を挟めずにいる。

私は箸を置き、無意識のうちに元紀の方へ視線を向けた。

元紀は梨々花の頭を愛おしげに撫でながら、私に向かって尊大に顎をしゃくり、命じた。

「何ぼんやりしてるんだ?さっさと行って作ってこい」

面白がるようなその目を見て、私は一瞬言葉を失ったが、すぐに何も気にしないように笑みを浮かべた。

私は椅子を引いて立ち上がると、迷うことなく踵を返し、会場の出口へと歩き出した。

元紀は満足げに頷き、さらに追い打ちをかけた。

「手際よく頼むぞ」

私は何も答えず、歩調を緩めることすらしない。

会場を出てホテルの出口へ向かい、出口を抜けて大通りへ出た。

一度たりとも、振り返ったことはない。

道端のゴミ箱の前で、私は足に馴染まないレッドソールのハイヒールを脱ぎ捨て、中に放り込んだ。

自分に合わないものは、もう必要ない。

裸足で地面を踏みしめた瞬間、私は深く長い息を吐いた。

まるで、体に巻き付いていた見えない枷さえも、跡形もなく消え去ったかのようだ。

結婚して七年目にして、ようやく私は本当の意味で「地に足がついた」感覚を味わっている。

家に着いた途端、元紀から電話がかかってきた。

「たかが花束一つに、いつまでかかってるんだ?待たせてるのがわからないのか?」

私はテーブルの上の花を指先で弄びながら、気のない声で答えた。

「花束を作るなんて、約束した覚えはないわ。

それから、私ならもう家にいるわよ」

元紀は鼻で笑いながら言った。

「神前清子(こうさき きよこ)、お前いい度胸だな?」

「ええ、そうね」

彼の予想に反して、私はその言葉を素直に受け入れた。
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To Readers

FORBIDDEN LOVE by KARAN DIGITAL OFFICIAL YT is a romantic novel about true love. Roselyn Carter lives an ordinary life until a car accident takes her father away. Her brokenhearted mother followed soon after. Homeless and alone, her aunt takes her to Mandonia. She lives with her aunt, who is working for the royal family. Rosalyn comes across the handsome Prince Sebastian Orlando. He is to marry for political purposes. But Sebastian disagrees with the idea. Rosalyn finds herself entangled in a love mess that is more than she bargained for. Is it worth the effort, or wiser to let go?

reviews

Ida Upumoni Malielegaoi
Ida Upumoni Malielegaoi
it's a must read
2022-01-27 12:48:44
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