The Alpha's Redemption

The Alpha's Redemption

last updateLast Updated : 2024-12-29
By:  Rayo WritesCompleted
Language: English
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“Banishment!” came the voice of the elder. “She is to be banished!” Framed for a crime she didn't commit, orphaned from a young age, Aurelia Davids had grown used to being an outcast and didn't dare yearn for something else. But she found her mate and she began to think that everything would be fine, until her world came crashing down and he rejects her publicly. Would she be able to forge a new life for herself and move past the ruins of her former life? And will she have a second chance at love?

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Chapter 1

Chapter One

三浦海斗(みうら かいと)との結婚7周年の記念日。私はテーブルに並んだ冷たい料理を前に、一睡もできずに朝を迎えた。

次の日、仕事の付き合いのはずだった海斗が、昔から想いを寄せていた白石紬(しらいし つむぎ)と腕を組んで、ニュースの一面を飾っていた。

私はテーブルをひっくり返し、海斗の書斎をめちゃくちゃにした。そして、怒りで目を真っ赤にして、紬の歓迎パーティーをぶち壊した。

「戻ってきて。紬に会うのは許さない。

さもなければ、離婚よ」

でも、海斗は眉ひとつ動かさなかった。

紬が私におびえて、足をくじくまでは。

海斗は初めて心配そうな顔つきになり、私を怒鳴りつけた。

「いい加減にしろ!」

私はしばらく呆然としていたけど、最後には離婚協議書を海斗に叩きつけた。

「離婚しよう」

海斗はあっさりと書類にサインを済ませると、すぐに紬のそばにかがみこんで、彼女の足首をさすってあげた。

私が背を向けて去ると、周りは今回の私が本気なのかと噂していた。

海斗は冷ややかに笑った。

「本当にいなくなればせいせいする。7年間も同じ手口ばかりで、そっちが飽きなくてもこっちはうんざりだ」

冷たい風が胸に吹き込むなか、私は航空券を強く握りしめた。

海斗の望み通り、今度こそ私は本当に彼を手放すことにした。

「決心はついた?こっちにはいつ来るんだ」

「2時間後の飛行機に乗るわ」

電話の向こうが数秒ほど黙ってから、低い男性の声が聞こえた。

「わかった。時間になったら迎えに行く」

凍えるような風が吹き荒れる東都に、ようやく今年初めての雪が舞い始めた。

指先に舞い降りた雪を見て、ふと7年前、海斗と結婚すると決めたあの夜を思い出した。

私は子供のころから、自分が政略結婚のための駒にすぎないことを知っていた。

そんな逆境の中で生き抜こうと、21年間も抗ってきた。

でも結局、罠にはめられて薬を飲まされ、結婚相手の部屋に送り込まれてしまった。

服が乱れ絶望していた私を、悪魔の手から救ってくれたのは、酒瓶を片手にした海斗だった。

海斗は私を抱きかかえて、深夜の街へ連れ出してくれた。

あの日も、今日みたいに大雪が降っていた。

いつも強がっていた私は、海斗の腕の中ですっかり無防備になって、彼の横顔を見ながら涙を流した。

海斗は眉をひそめていて、その表情は雪のように冷たかった。

だけど、その時の私の頭の中には一つの想いしかなかった。

この人しかいない、って。

たとえ氷のかたまりでも、私が温めてみせる、と。

そうして7年間、努力してきた。

昔を思い返していると、スマホが激しく震えた。

どのアプリを開いても、トップニュースは海斗のことで持ちきりだった。

海斗はもう、7年前の何もない貧しい青年ではなかった。

今や、誰もが知る会社の社長なのだ。

同じ女性と立て続けにデートしているところを撮られ、ネット中の好奇心をかき立てていた。

ネットでは、写真の女性こそが、噂されていた海斗の隠された妻なのではないかと、憶測が飛び交っていた。

答えは分かりきっていた。海斗が誰かにあんなに優しく笑いかけるなんて、今まで見たことがなかったから。

そして紬が、海外で活躍する若手女性ピアニストだと特定されると、みんな二人の関係をますます確信した。

「お似合いのカップル」なんていう言葉を見て、私の心の中は、ばかばかしいっていう気持ちと、笑っちゃうくらいの虚しさでいっぱいだった。

7年前、私は夢だったジュエリーデザインの道を諦め、家の斉藤グループの脱税の証拠を集めた。

そうして斉藤家と、そして海斗を脅して、私と結婚させた。

斉藤家に対抗するために、私は自分の人脈と資産をすべて使って、海斗を成功へと押し上げた。

世間知らずの若者から、やがて新進気鋭の実業家となり、業界を支える大物になって、周りには人が群がるようになった。

ある時は、海斗のベッドに女性を送り込んでくるような大胆な相手さえいた。

私は激怒して、その相手との取引を打ち切った。

そして見せつけるように、海斗と私のウェディングフォトをネットで公開した。

でも海斗はものすごく反発して、徹夜で業者を使い、私たちの写真をすべてネットから消させた。

その結果、ネットには「極秘結婚しているが、奥さんを溺愛している」という噂だけが残った。

それが今では、すっかり他人のための花道になってしまった。

部下から、ニュースを消そうか、とメッセージが来た。

私は目を伏せて、指先の雪が解けて冷たい水滴になるのを見つめていた。

7年間、私は火に引き寄せられる蛾のようだった。

結局は、ただのひとりよがりだった。

もう、海斗を解放して、自分も楽になるべきだ。
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