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第6話

Penulis: 米菓子11
半年後、私は海沿いの小さな町で花屋を始めた。

隣のカフェは、桐谷蓮(きりたに れん)という男性が営んでいた。

蒼真が私を見つけ出したのは、ある日の午後のことだ。

店先でしゃがみ込み、バラの棘の処理をしていると、目の前に見覚えのある革靴が止まった。

顔を上げる。

彼はひどくやつれていた。西日の下、その影が長く伸びていた。

「花をお探しですか?」

「君を迎えに来た」

私は首を振り、再び棘の処理に戻る。

「私に帰る家はないわ。花を買わないなら、商売の邪魔だからどいて」

「新しい家を買うよ」

私はハサミを置き、立ち上がって彼を見た。

「蒼真、私が欲しいのは家じゃない。私を待たせない人が欲しいの」

彼は口を開きかけたが、言葉を紡ぐことはできなかった。

「帰って。私はここでうまくやっているから」

棘を取り終えたバラを抱えて店内に入っても、彼は外に立ったまま動こうとしなかった。

夜になり、シャッターを下ろして店を閉めると、彼が入り口の段差に座り込んでいるのが見えた。

翌朝、店を開けに行くと、彼はまだそこに座っていた。

私は彼にコップ一杯の水を差し出した。

「どう
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