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第10話

Auteur: 無恙
「3、2、1!」

ちょうど犯人が菫を引っ張ろうとした瞬間、全員が一斉に動き出した。

照準が合い、銃声が鳴り響き、犯人の眉間を正確に射抜いた!

凛河は鋭く叫んだ。

「菫!伏せろ!」

だが菫はまるで怖すぎて呆然としているかのように、銃声とともに叫び声をあげ、振り返って裏口へ猛ダッシュした。

彼女の動きが犯人に反応する隙を与え、狙撃手は動けなくなった。

隊員たちが突入し、凛河の顔色が変わった。

「気をつけろ!」

激怒した犯人が飛び上がり、尖った刃を菫の背中に向けた。

危機一髪の瞬間、凛河が飛びかかり、菫を勢いよく押しのけた。

肩に鋭い刃が走り、血が流れた。

彼は呻き声をあげ、菫を引き連れて後退した。

「逃げろ!」

撤退しようとしたその時、背中に強い力がかかった。

なんと菫が彼を押し出したのだ!

凛河はバランスを崩し、刃物を持つ犯人にぶつかってしまった。

「プスっ!」

冷たい刃が腹部を貫き、凛河は目を見開いた。犯人の狂気じみた顔が目前にあった。

背後の菫が叫んだ。

「違う、私じゃない!」

隊員たちが駆けつけて犯人を地面に倒し、凛河も倒れ込んだ。

彼の
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