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第15話

作者: アカリ
準備は万端。あと一つの証拠があれば、って感じだけど、それは今週末には手に入りそう。

証拠を完璧なものにするために、すべてを暴露するのは来週の月曜日にしようって決めた。真司と美咲に、とっておきの「サプライズ」をプレゼントしてあげるために。

でも、そんな時に限って、梓から連絡があった。海外の会社で少し問題が起きたんだけど、自分は手が離せないから、三日後に行って対応してくれないかって。

正直、気は進まなかった。でも、考え直してみて、どのみち証拠は全部揃ってるんだし、この件は同僚たちに告発を任せても結果は同じだって。

それに、いざとなったら、同僚に動画を撮ってもらえばいい。真司と美咲がどんな悲惨な目に遭うか、それで確認できる。

引き受けたはいいけど、やっぱり生で見られないのは、ちょっと残念だった。

同僚に動画を撮るように何度も念押しして、やっと安心して帰るための荷造りを始められた。

まさか、帰り道で、美咲にばったり会うなんて。

私は思わず眉をひそめた。本当、似たもの同士っていうか……美咲も真司も、人の帰り道に待ち伏せするのが好きなのかしら?

美咲の目の下には隈ができて、怯えたような顔つきをしている。いったい何のつもりなのか、すぐには分からなかった。まさか、私と同僚たちの計画に気づいたの?

だとしても、美咲に何ができるっていうの?まだ明るい時間だし、大通りは監視カメラだらけ。何かできるはずがない。

見て見ぬふりをして、避けて通ろうとした。でも、美咲はしつこく私の前に立ちはだかった。「優里さん、こんな私を見て、さぞかし得意な気分でしょうね?」

私は美咲をちらりと見た。タイムスリップでもしたわけじゃないのに。まだ告発して、美咲を破滅させたわけでもない。「こんな私」って、一体どんな状態のこと言ってるの?

私が一瞥しただけで、美咲は何かのスイッチが入ったみたい。いきなり感情的になって私に向かって叫びだした。

「あんたが戻ってきた途端、真司さんはあんたに夢中になった。私がどれだけ努力してきたと思ってるのよ、なのに、あんたが帰ってきたら、あっさりあんたの元に戻るなんて!」

狂ったように叫ぶ美咲を見て、私は眉をひそめた。「だから何?真司が私の彼氏だった時だって、あなたの味方ばかりしてたじゃない?」

美咲は言葉に詰まって、しばらく何も言えなかった。真司のことで
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