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第3話

مؤلف: ちょうどいい
昔、おばあちゃんの家にいた頃は、私も幸せな子だった。

おばあちゃんは決して裕福ではなかったけれど、いつだって一番良いものを私に与えてくれた。

ママはお正月にしか帰ってこなかった。それでも、私が通知表を手にして褒めてもらおうと駆け寄ったとき、彼女は一瞥だにくれなかった。

「女の子がいくら勉強できたって、何の意味があるのよ。どうせそのうち他人の家に嫁ぐ身なんだから」

私が泣きじゃくりながらおばあちゃんのもとへ行くと、おばあちゃんは優しく私を抱きしめて慰めてくれた。

「ママの言うことなんて気にしなくていいんだよ。学問は必ず身を助ける。結衣ちゃんはこんなに賢いんだから、将来きっと立派な人間になるよ」

私は、このままおばあちゃんとずっと幸せに暮らしていけるものだとばかり思っていた。けれどある日、おばあちゃんは農作業中に誤って足を骨折してしまった。

私の面倒を見られなくなったおばあちゃんは、しばらくの間私を預かってほしいとパパとママに懇願した。

しかし、ママはそれを頑なに拒んだ。

「あんな卑しい子、顔を見ただけで吐き気がしてご飯も喉を通らないわよ!あの子の面倒を見るなんて絶対に真っ平ごめんよ、一日たりともね」

結局、おばあちゃんが自らの死を盾にしてまで必死に食い下がったことで、ようやく二人は私を田舎から引き取ることにしたのだ。

だが、私が何をしようとママの癇に障った。私が半袖とショートパンツを着ているだけで、ママは容赦なく罵声を浴びせてきた。

「子供のくせにそんなふしだらな格好をして、誰に色目を使う気よ!一日中足なんか出して、自分の足が白いとでも自慢したいわけ?」

ママの機嫌を損ねないよう、どんなにうだるような暑さの日でも、私は常に長袖長ズボンで過ごすようになった。

しかし、あまりの暑さに汗だくになると、ママはあからさまに嫌悪の表情を浮かべ、鼻をつまんだ。

「本当に臭いわね。さすが田舎者、お婆さんと同じで、薄汚ったらしくて反吐が出る」

私は一切口答えできず、ただ涙をこぼしながら、心の中でひっそりと反論した。そんなことない、おばあちゃんは誰よりも綺麗好きなんだから。

私は音を立てずにご飯を食べ、水を少しずつ飲み、用がないときは自分の部屋に閉じこもった。極力、ママの視界に入らないように息を潜めていた。

それでもあの日、ママは逆上した。

パパが「二つ結びが似合ってるな」と何気なく褒めただけで、ママはハサミを持ち出し、私の髪を根元からバッサリと切り落としてしまった。

私は泣きたかった。私は女の子だし、おばあちゃんも「女の子は可愛く髪を結ぶものだよ」と言っていたのに。

私の長く美しい髪は、おばあちゃんが何よりも気に入ってくれていたものだった。

でも、泣くことすら許されなかった。泣けばまた「疫病神」と罵られるからだ。

私はただ、夜中に布団の中で声を押し殺して泣くことしかできなかった。

事の発端となったあのアイスクリームでさえ、私を不憫に思ったパパが、ママの留守中にこっそり買ってきてくれたものだった。

しかし、 翔太はそれが気に入らず、手を伸ばして強引に奪い取ろうとした。

「ママが言ってたぞ、お前はウチの小間使いだって!お前がアイスクリームなんか食べるな、よこせよ!家にあるものは全部僕のなんだから!」

でも、私は安いアイスキャンディーしか食べたことがなく、あんなに高級なアイスクリームは一度も口にしたことがなかった。どうしても、それがどんな味なのか一口だけでも食べてみたかったのだ。

生まれて初めて、私は弟の言いなりにならなかった。

それが彼を逆上させ、翔太はなりふり構わず私の頭を力任せに殴りつけたのだ。

しかし、私が気を失って倒れた後、翔太が自ら冷凍車の荷室に入り込み、凍死するなんて夢にも思わなかった。

ママはもともと私のことが大嫌いだったし、私が翔太を死なせたと誤解している。だから、私を殴ったり罵ったりするのも理解できる。

けれど、あんな方法で私を罰しないでほしかった。本当に、本当に寒かったんだよ。

今、私も翔太と同じように凍え死んでしまった。

おばあちゃんは、まだ私の帰りを待っているというのに。

おばあちゃんのたった一つの願いは、私が名門大学に進学し、都会に出て一旗揚げることだった。

だからこそ、身を粉にして他人の畑仕事を手伝い、私の学費を必死に貯めてくれていたのだ。

私の学費のためでなければ、おばあちゃんが足を骨折することもなかった。

そう思うと、もう魂だけの存在になったはずなのに、心臓が握り潰されたように疼いた。
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