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第314話

Author: レイシ大好き
そこまで言うなら、しっかり教えてあげないと!

美月の平手が振り下ろされようとした瞬間、節ばった手がそれをぴたりと止めた。

怒りかけた美月だったが、振り返って見えたのは京弥の整った顔立ち。

なぜか分からないが、美月は一瞬ひるんでしまった。

「......あなた、どうしてここに?」

そう口にした瞬間、美月の心には後悔が浮かんだ。

自分は年長者のはずなのに、どうして若者を前にして気後れしているのかと。

そう思い直し、美月は背筋をぴんと伸ばして威厳を保とうとした。

だが、京弥はそんなことには一切目もくれず、ただ紗雪に目を向けた。

「ケガはしてないか?」

彼のその言葉に、美月は無視されたような気分になり、内心苛立ちを覚えた。

だが、京弥はスーツ姿で、広い肩幅に引き締まった腰という完璧なシルエット。

圧倒的な存在感を放っていた。

なぜだか分からないが、そんな彼を目の前にすると、美月は本能的に怖れを抱いてしまうのだった。

本当は言いたいことがあったのに、すべて喉元で詰まってしまい、結局何も言えなかった。

まあ、今は人目もあるし、子どもたちの体面に免じて、今回は見逃してお
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