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第328話

Author: レイシ大好き
紗雪は細めた美しい目で言った。

「つまり、以前の契約を反故にされるおつもりなのですね?」

「えっ?」

ジョンは小さく声を上げ、納得がいかない様子で言い返した。

「どうしてそれが反故になるんですか?これは正常なコストの引き上げですよ」

「あなたもご存知でしょう、うちのLC社が国際市場でどれだけの評判を持っているかを。あなた方と取引すること自体、すでに大きなリスクを背負っているのですよ」

紗雪はただ黙って、ジョンが話し続けるのを見つめた。

「それで?」

「ですから、このプロジェクトに関しても、妥当だと判断した範囲内でコストを少し調整しただけなのです」

「ふん......ジョンさん。その話、可笑しいと思いませんか?」

紗雪は思わず言い返した。

彼の厚かましさには、さすがの彼女も驚かざるを得なかった。

LC社を選んだのは、その将来性を見込んでのことだった。

だが、まさかその中の人間が、利益の話ばかりをして、しかも途中で値を吊り上げてくるとは。

この点は、完全に彼女の誤算だった。

そう考えながら、紗雪は拳をゆっくり握りしめ、瞳の奥に怒りを押し殺した。

ジョンはそん
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