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1_2.焦り

مؤلف: あさの紅茶
last update تاريخ النشر: 2025-11-26 20:35:29

だからなのか、私はやっぱり焦っていたのだ。

心の奥がずっと空っぽで、もどかしくて、誰かと何か起きないかなって思ったりして。アニメやドラマみたいな、突拍子もないきっかけが落ちてこないかなとか、そんなことばかり考えていた。

あー、どこかに恋が転がっていないだろうか。イケメンが、箱に入った子犬のように捨てられていないだろうか。落ち葉の隙間にでも、そっと隠れてるんじゃないだろうか。

そんな夢見がちな時に出会ったのが、私の彼氏、斉藤正広だ。正広は、私より5歳年上の郵便局員。面倒見が良くて、仕事に真面目。そんな人だった。

出会いは、ちょっと不思議な縁から。

年末年始の、年賀状仕分けのアルバイトに駆り出されたときだ。私の父と郵便局の局長が知り合いで、人手が欲しいと頼まれて手伝いに行った。うちの会社は副業を禁止されていないし、年末年始なんてどうせ家でゴロゴロしてるだけ。断る理由もない。

それに、家から徒歩数分の郵便局だったし、冬の空気を吸いながら歩くその道は、意外と心地よかった。暇な年末年始の、ちょっとした気分転換にもなった。

正広は、黙々と仕事をこなす人だった。誰よりも早く動いて、誰よりも丁寧で。そして、私たち臨時アルバイトの教育係でもあった。

学生アルバイトよりも、社会人である私の方が正広と年齢が近く、休憩時間によく話すようになった。どこに惹かれたのかはわからない。男性と仲良く会話することに、恋する自分を当てはめてしまったのかもしれない。

少しずつ距離が縮まり、正広からの告白で、私たちは付き合い始めた。

やっと、スタートラインに立てた。

そんな気がした。

同級生や同期に、これで追いつけそうって、そう思っていたんだけど——

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