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第25話 江ノ島ダンジョン⑨

Auteur: 結城らい
last update Dernière mise à jour: 2025-12-08 18:01:15

《:おおお、ここで助けに入るナーシャたん、マジ激アツ!》

《:いっけええええ、ナーシャたん! そんな半魚人ぶちのめせええ!》

「もちろん、やってやるわよ!」

 ナーシャは威勢良く視聴者コメントに答えると、ガトリングガンのスイッチを入れた。キュイイインと銃身が回転し始め、間髪入れず、弾丸が射出される。

 ドドドドド!

 イソラの全身にくまなく銃弾が撃ち込まれ、相手の体に穴が開き、血が噴き出した。

 キエエエエエ! 咆哮とも絶叫ともつかない、耳障りな声を上げ、イソラは顔を水の中に突っこんだ。

 やったか⁉ と思いきや、再びイソラは顔を上げてきた。

「まずい! ウォーターカッターが来るぞ!」

 ガトリングガンを抱えているナーシャは、小回りの効く動きが出来ない。敵からカウンター攻撃を受けたら、当たってしまう可能性が高い。

「来るなら来なさい!」

 あ、けっこう脳筋タイプだ。

 攻撃こそ最大の防御、と言わんばかりに、ナーシャは銃撃をやめようとしない。だけど、イソラもまた、攻撃態勢を解かないでいる。

 このままでは、ナーシャがウォーターカッターで両断されてしまう――!

 その時、突然、イソラの頭部のあたりで爆発が起こった。

――な、何が起こったのだ⁉

 イソラの動揺の声が、俺の脳内に響いてくる。

 橋のほうを見上げると、マインスロアーを構えたチハヤさんが立っている。応援に駆けつけてくれたのだ。

 さらに、レミさんが、スナイパーライ

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