Masuk1000年間、神様としてのルールを守り続け現代まで存在している狼の土地神である澪。 今まで、変わることなく限界し続け人間の移り変わり代わりなどを眺めていた澪はこれからも土地神として役目を果たすのだと思っていた。 しかしある日…… 神が見えるという謎の少女が澪の元を訪れた時、物語が動き出す。 その少女の名は葵。 葵はどうやら、澪のことを知っているようで、式神になって欲しいと契約を持ちかけるが…… 元神の少女と陰陽師との心温まる現代ファンタジー、ここに開幕!!
Lihat lebih banyak光に包まれて…… どこに行くんだろ。 もしかして……下に落ちるのかな。 上に落ちる感じは……しないけど でも、どこかは分からないけど自然といい所に行く気がする…… それは…… どこか…分からないけれど…… でもそれは。 すっごくいい気がする。 そう思うくらい。 ここ……暖かい…… 真っ白だけど…… 暖かくて…… 綺麗で…… それで…… それで…… ―……ちゃん!! 誰? 私は今、暖かい空間に落ちてるのに…それを邪魔しようとしてるのは… 誰? ―……ちゃん!!……いちゃん!! 必死に、呼び求めてる…… それは、どうして? いやどうしてって……思うこと自体違うのか。 ―しっかりして!!……ちゃん!! いや、そうじゃない この声を私は知っている…… この声……もしかして!! 「れいさん!!」 ―気がついた?!ここは、葵ちゃんがいちゃだめなの!! 「でも、どうやって逃げ出すのさ!!」 ―私が手を伸ばすから!! 「分かった!!」 そう言うと、辺りは暗くなり下から手が伸びてきた…… これってもしかして…… お祖母様から聞いてた、地獄?! それだっ
落ちていく。 落ちていく。 落ちていく。 どんどん。 どんどん。 どんどん…と。 暗い。 暗い。 暗い。 暗い。 闇の底に…… いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい、いっぱい…… 分からなくなるくらいまで。 闇のそこ。 深い、深い…… 闇の底へと…… 落ちていく所まで落ちていってるいる。 いや…… もう既に。 闇の底にいるのかも知らない。 だから。 私は、まだ落ちていく可能性がある。 それは分からないけれど。 でも……私は…… 私は…… あれ…… なんで……こんな事になってるんだっけ…… この感覚…… そういえば……前に…… そっか…… 思い出した…… これは…… 「へぇ、ここの神様ってほんとにいるんだ」 何かの道着を着ている紫髪の少女が鳥居の前でいきなりそんなことを言う……… この人……酷すぎる…… いや、ものすごく酷い。「何?あなたウチに用?」「用って程じゃないよ、ただ倒したくてさ。あんたを」「やめといたら?」「なんでさ、だって私はここら一体の神様を除霊してきたんだよ?」 除霊?除霊って言った?! 神様を除霊するほどって……この子相当……「へぇ、ならやってみるか?」 れいさ
ー数日後ー 「はぁ……はぁ……」 やばい……段々神力の維持が困難になってきた…… これは……ほんとにまずい…… この土地に神力を注ぎ込みすぎたか…… それとも……やっぱり、人間になるのか…神としての役割を終えて……死ぬのか…… どっちか、なんてわかるわけが無い。 実際、お母様がどうして死んじゃったのか……そんなの今になってもわかんない。 1000年生きてきたけれど手がかりすらない。し……ウチも見つけようとしたけれど今となっては知らない子の方が多い。 もう、陰陽師や色んな妖怪との戦い、はたまた神の力を使い果たして消えてしまった子の方が多い。 だからこそ昔のことを知っていて尚且つ強大な力を持っている神として残っているのはもうウチしかいないし…… どうしようかな…… いやいや…そもそもそれどころの話じゃないだろう…… 今は自分の身体の心配をするべきだ。 こうして……今にでも死にそうな身体をしているのに何も出来ないだなんて…… 終わりもいい所だ…… 「もう…このまま…誰にも見つからずに…死ぬのかな……」 その方が、この土地にも迷惑をかけないし……ちゃんと力を使い果たして死んだ方が…… いいのかもしれない…… 「そう思ったはいいけど……」 眠気、怠さ、神力がどこかに持ってかれる感覚といい…… ほんとにこれ…… 並の神が耐えられるものなの……? 完全に…殺しに来てる気がするんだけど…… もう、耐えることすらできない気がする…… 詰みだ。 これは……詰んでしまった。 何も出来ずに
お前、もう時期死ぬぞ?』 やっぱり……カンナさんには気付かれてたか…… 神として、段々維持が出来なくなってしまっている。 それか、信仰心が既に失われていたから遅かれ早かれ死ぬということは確定していたのだろうか。 だから……姿が見られていた。 それだと合点がいく。 でも、それだとしてもだ。 私自身そんなに信仰力や神力が仮に失っていたとする。 それで姿が見られたのなら、やっぱり神力が弱まってたとしか考えられない。 葵ちゃんが凄い、って訳じゃないとウチが勝手に睨んでるだけだけど。 多分葵ちゃんの能力って神力を司るものを見ることが出来るんだと思う。 あの話の素振りだと、カンナさんが見れたのはそれだけ神力が弱かった何かに宿っていたから見れたんだと勝手に予想するけど…… 多分、元々そういうのを子供の頃から見れていた…いやカンナさんを見れていた。 そこからあっさりと契約にこぎつけたんだと思う 勝手な予想だけどね。「ふわぁぁぁ……眠い……あの警告を受けてから凄い眠いのが酷くなった気が」 神としてそろそろ限界が近いのか。 それとも、それだけ信仰心、神力が共に薄れてきているのか。 どっちとも考えられるからこそ厄介だ……「何とかして……起きないと……」 そうしないと、約束が叶えられない。 それに、陰陽師の約束は物凄く重いもの。 破ってしまったなら神だとしても、とてもえげつない事になるってことをお母様から聞いたことがあるから何とかして起きないと……「っと、澪さーん?」 ヤバい……声は聞こえるのに凄い眠気が来て…… 起きれる自信がない…… いや……違う…… 神力自体が失われている気がする、吸い取られてる感じもする…… 昨日は全然感じなかったのに…… これは……一体……「澪さん?!大丈夫?!」「ぇ……大丈夫……だい、じょうぶだよ〜」「もう!!全然ダメじゃん!!」 必死に心配してくれている なんでこんな…… 抜け殻みたいなうちの事……心配して…… もう…ほんとに優しすぎるよ…… でも、助けるって言ってもどうやって助けるんだろ? この子には能力があんまりないと思ったんだけど…… もしかして…この膨大な神力の正体って…… まさか……「回復……」 段々、力が戻ってきてる感じがする…… それに、葵ちゃ