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第217話

Author: Raisaa
帰りの馬車の道中は、驚くほど心が軽く感じられた。パーティーでの悪意に満ちたひそひそ話が嘘のように消え去り、神殿での祝福と気遣いの温もりだけが残っていた。

オデットの表情はいつもより柔らかく、セレーネは時折、手首に結ばれた赤い糸のブレスレットに視線を落としていた。

「その腕輪、随分と気に入ったようね」

オデットは彼女をちらりと見て言った。

セレーネは小さく微笑んだ。

「ええ……お義母様も、神殿でいただいたのですか?」

「当然よ」

オデットは答えた。

「最高神官が直々に授けてくれたものだわ。その神聖な腕輪を身につけている限り、神々が必ずあなたを守ってくださると信じているわ」

セレーネは再び、無防備に、心からの感謝を込めてオデットを抱きしめた。

「ありがとうございます、お義母様」

オデットは彼女の背中を優しく撫でた。普段は厳格で知られる彼女だが、今この瞬間、母親としての温かい一面がはっきりと現れていた。

しばらくして、馬車がゆっくりと速度を落とした。オデットが窓の外を見た。

「私はここで降りるわ。友人と約束があるの。あなたはノエルと一緒に、先に城へ帰りなさい」

セレーネは目を細め、怪しむよう
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Comments (1)
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mami
セレーネ!そしてお腹の赤ちゃんが どうか無事でありますように! こんな大惨事だけど、、、 無事を祈る!
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