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第506話

Auteur: 北野 艾
「あれ……あの人たち」

悦子が目を丸くする。入ってきたのは、見知った顔の「奥様会」のメンバーや、A館にいたはずの投資家たちだった。

応対に向かった密が、早足で戻ってきて詩織に報告する。「パース・テックの来場者たちです。向こうのロードショーが予定より早く終わったとかで、ついでにこっちも覗いてみたいと……席の用意はいらないから勝手に見せてくれと言ってますが」

「そういうわけにもいかないわね」詩織は即座に密へ指示を出し、誘導を試みた。

だが、いかんせんB館は狭すぎる。

雪崩れ込んできた人波であっという間に会場は飽和状態となり、入り口の外にも入りきれない人々が溢れかえってしまった。

まさにすし詰め状態。この熱狂ぶりには、さすがの詩織も舌を巻いた。

「ど、どうしましょう、詩織さん!こんなの見たことありません……!」密がパニック寸前で助けを求めてくる。

だが、詩織の決断は早かった。「ここで押し合いへし合いしても、まともなプレゼンなんて見せられないわ。――場所を変えましょう」

詩織はその場でスマートフォンの連絡先をタップし、大学の学長である曲山和宏へコールした。狙いは、大学のグラウ
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Commentaires (4)
goodnovel comment avatar
文江
でも実態は名もない高校の普通の頭しかない学生だったんだろうね
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文江
おそらく詩織が辞退したのを裏で手を回して、志帆がなりすまして入学したんだと思う。 だから高校も一緒、moliという名前も一緒
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nini110054
毎回、会場を近くにして大失敗を重ねているのに、まったく懲りない志帆って本当に無能。 昨日の更新できっとこうなると思ったけど案の定でしたね。 この次は高村教授の研究室に詩織だけ合格して、志帆は不合格って展開でしょう。 いつも自慢してるビジネススクールも学歴詐称じゃないかと疑いたくなるほど頭悪すぎる。
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