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第80話

Author: 北野 艾
「それにしても、賀来柊也ってマジでありえない!7年よ!7日でも7ヶ月でもない、まるっと7年!なんでそんな酷いことができるわけ!?」

通話を終えると、ミキは空港からタクシーを飛ばし、詩織がいる場所まで迎えに来てくれた。そして、そのまま彼女を自分のマンションへと連れて帰る。

詩織が落ち込んでいる時、ミキは時間が許す限り、いつも手料理を振る舞ってくれた。

ミキは、誰もが振り返るほどの美貌とスタイルを持ちながら、料理の腕もプロ級なのだ。

彼女が作る料理には、不思議と人の心を癒す力があった。

ミキはいつも、詩織の心の状態に合わせてメニューを決める。

普通の落ち込みなら、三菜一汁。

少し重症なら、五菜一汁。

そして、どうしようもなく詩織が傷ついている時には、食卓が乗り切らないほどのご馳走を作って、腕を振るうのだ。

今夜が、まさにそうだった。

長旅で疲れているはずなのに、ミキは休む間もなくキッチンに立ち、次から次へと詩織のために料理を作っていく。

「ミキ、もう十分だよ!こんなにたくさん、食べきれないって!」これ以上無理をさせたくなくて、詩織は慌てて彼女を止めた。

ミキは詩織の
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